F1を遥かに凌ぐスピードと性能、そしてAIによるサポート等最先端テクノロジーを取り込んだマシンで競う、次世代のモータースポーツ"サイバーフォーミュラ"。『サイバーシステム』の開発者を父に持つ14歳の少年、風見ハヤトは、父の開発したAIを搭載するニューマシン『アスラーダ』の争奪戦に巻き込まれ、否応なしにドライバー登録されてしまい、過酷なサイバーフォーミュラに参戦することになった。チームメイトやライバル、そしてアスラーダから時には教えを受け、時には衝突しつつレースを重ねる。
アスラーダを軍事利用しようと企む一派に父が殺されたことを知らされ、一度は絶望の淵に立たされるハヤト。彼は危険を回避するために身を隠していた母や、真相を知り「ナイト・シューマッハ」と名を変えてハヤトを守ってきたあすかの兄「菅生修」、そしてチームクルーに支えられどうにか立ち直る。そして本来アスラーダを搭載するはずの、父の遺したニューシャーシ『スーパーアスラーダ』を手に入れ、グランプリに改めて挑む決意を固めた。それは「父の作ったマシンでチャンプになる」という、新たな夢の出発点でもあった。